学年末試験に向け、目標設定を生徒さんごとに目標を決めるようにしました。
【各科目ごとの目標点】
前回の得点から比較して、何点取りたいのか決めてもらいます。
【自分の強みに変えられる、得点できる学習内容】
学習している単元の中でも得意・不得意が分かれるかと思います。その中でも「ここは絶対に得点する!」という部分を意識してもらいます。
【2学期と比べて現在の学習状況の変化】
学校の授業の理解度、学習時間、提出物の取り組み状況といった部分で成長できている点を考えてもらいます。
【現在の学習時間】
平日・土日と分けてどれくらい今勉強できているか確認を加えます。
【目標を達成するための行動内容】
上記で考えてもらったことの中でこれからできるようになりたいことやまだ足りていないと感じていることについて考えてもらいます。
【今日・明日からでも取り組める学習内容】
立てた目標からすぐにでもできることを意識し、行動へと繋げられるようにします。
「目標って高い方が良いですよね?」と質問をされたことがあります。確かに高いことは良いことです。自分の現状からの目標点が現実的か、その目標点にした理由が明確かというのも大事です。可能なレベルで設定できると良いかもしれません。
目標に到達するまでの期間にモチベーションを維持していくことが難しく感じるかもしれません。そのために、今日・明日からでも始められることは何かを最後に質問するようにしています。目標を立てた後に行動へ結びつけることが結果を変える方法ですね。
個人的にこの目標を設定するときには自己肯定感を下げるようなマイナスの要素はなるべく除くように会話しています。過去の取り組みから「こうしておけばよかった」「ここがまだ全然ダメだ」とか落ち込みすぎてしまうことを防ぐように生徒さんの長所を生かすようなフォローを加えます。今後できるようにしたい内容が反省文だらけになってしまわないように前向きに取り組めるようなアプローチをかけたいところです。もちろん反省すべき点がある場合は反省してもらいますが適度に・・・。
特に目標を決めた後、「何を」「いつ」「いつまでに」と具体的に考えられるようになってくるような質問、ヒントを与えています。
生徒:「ワークを早めに終わらせたいです」
先生:「早めっていつが良いかな?」
生徒「試験範囲が配られる2週間前までです」
と、例を挙げるとこんな会話をすることがあります。
立てた目標から勉強方法の改善・改良を加えていくことが今後の新たな取り組みになってきます。目標へと導き、進捗の確認し、承認することのできるコーチ・ペースメーカーとなれるような取り組み、一人ひとりに合った勉強の仕方を伝え続けていければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。